こんにちは🌞
先日、私の生徒さんをちょこっと集めて「オーボエ交流会」を開催しました♪
(当初名前を生徒様交流会にしていましたが、結局変えてしまいました🙄)
内容としては、
①HINKE発表会
②アンサンブル会
③リード調整
の3本立てで、どれもオーボエの皆さんにはお馴染みだったり、オーボエを吹く方が集まってこそできる内容だったり…。
それぞれ紹介していきます。
【① HINKE発表会】
オーボエを吹く方がほとんど取り組むであろう「Hinke(ヒンケ)」という練習曲集から、それぞれお気に入りの一曲を選んでプチ発表会をしました。
ヒンケの最初の方は、中間の音域かつ四分音符のみで書かれた曲ばかり。オーボエを始めたての方が指遣いを覚えるのにちょうど良いレベルから始まります。
進んでいくと、さらに細かなパッセージや、逆に長い音で体力を使うものなど、様々な音楽のキャラクターを技術を習得しながら学ぶ事ができるのが「ヒンケ」の良さ。
今回の「HINKE発表会」では、
・ヴィブラートがかけやすい曲
・少し長さのある曲
といったように、それぞれの課題に向き合った選曲になりました。
そして、最後に私も吹きました🙂
ヒンケの序盤で取り組む、
「レガート」第2番 ト長調
をイングリッシュホルンで演奏しました。

【② アンサンブル会】
ベートーヴェンがオーボエ2本とイングリッシュホルンのために三重奏を書いていて、
オーボエ吹きにとっては大切なレパートリーの一つです。
今回はその一部分を取り上げて演奏しました。
《曲目》
Beethoven / Trio für 2 Oboen und ein Englischhorn Op.87
1. Allegro (前半)
三重奏では、
1stはひたすらメロディでその曲の花形、みんなを引っ張り続ける役目、
2ndは1stと比べると譜読みは少し楽でも、周りを聞いて3音を合わせたり、縦を寄り添う役目。
どのパートもとてもやりがいがあります😌
聴講生として聞いていた生徒さんは、「肺活量がすごい…」と驚いていました🙄
確かに少し体力は必要にはなりますが、普段お一人で吹かれている方にとってアンサンブルの曲に取り組める時間はとても貴重なもの。
また、楽団などに入られている方でも、小編成やオーボエのオリジナル曲に取り組む機会は同じくあまり無いので、
曲の仕組みを理解して、楽しく取り組む機会になりました😊

【③ リード調整】
レッスン時間内に、私が生徒さんのリードを調整する事はよくあります。が、どうしても時間が限られてしまいます。
ご自身で少し調整ができると、自分の一番吹きやすい抵抗感(=吹奏感、といいます)に調整することができます。
という事で、リードについて知ろう!の時間を設けました。

まずは、生徒さんがいつも購入している「完成形リード」はどのように完成していくのかを見ていきます。
実際に丸材やかまぼこ、舟形を見て木をどのように選ぶのか、材料を見比べてみました。
またチューブにもいろいろな種類があり、いかにダブルリードの材料が種類が多いか、という事と、
そのたくさんの材料をそれぞれ細かに追及するほど奥深い事がわかります🤔
そしてここからはご経験別。
リードの削り方が初めての方は、プラークとナイフを使って実際に木を削っていきます。

リードの削り方がわかる方は、今回は舟形とチューブを糸で固定していく「糸巻き」の作業を体験しました。


(糸を固定できる場所がなく…ピアノの脚をお借りしました🎹)
皆さん初めての作業に少し苦戦しながらも、、興味を持って取り組んでいただけたご様子でした😊
以上、今回の「オーボエ交流会」の様子でした。
終了後はご参加いただいた皆さんで仲良く駅まで一緒に帰られたようです。生徒さん同士の横の繋がりもできて嬉しい限り😌
来年は11月頃にまたできると良いな…とぼんやり考えています。今回ご参加いただいた方も、そうでない方も、ぜひお待ちしております♪